誰にでも楽しめるスポーツであるゴルフ。世界中で愛されている、そして私の趣味でもあるゴルフについて、大変歴史が古いゴルフについて、少しお話してみようと思います。
(1)ゴルフの歴史
ゴルフの起源はいろいろな説があるらしいのです。その中で、スコットランドの羊飼いが、先の曲がった棒切れで小石を打って、地面に空いたウサギの巣穴へ入れて遊んだのが最初だといわれています。
15世紀になって、スコットランドではゴルフが盛んになり、武道や弓道の鍛錬の妨げになるとして、国民にゴルフ禁止令が出された事があります。しかし、世の中が平和になった16世紀には、国王自らがゴルフをするようになったとの事。このように、我々が夢中になるのも歴史から見ても当たり前のようです。
やがて、ゴルフはスコットランド東部から広まって、イングランドで盛んになりました。そして、18世紀の前半に最初のゴルフ倶楽部が結成されたのです。同時にこの頃アメリカにゴルフが伝わったのです。
1888年にアメリカで初めてゴルフ倶楽部が結成され、翌年に米国ゴルフ協会が創設されました。1895年に全米オープンが開催されるのですが、全英オープンに比べて遅れる事35年でした。その後のアメリカ人の活躍は言うまでもなく、今やアメリカのスポーツを語るにはゴルフなしでは語れなくなってきたのです。
○日本のゴルフの歴史
1901年にイギリス人の貿易商アーサー・ヘルケス・グルームとその友人たちが神戸の六甲山に4ホールの手作りのコースが出来上がったのが最初みたいです。その後1903年に全長1500ヤード程度の9ホールのコースが出来上がり、神戸ゴルフ倶楽部として創立されました。ちなみにパー61でロングホール(パー5)はなく、ショート(パー3)が11ホールとミドル(パー4)が7ホールです。一度行く価値はありそうですね。
日本人最初のプロが誕生したのが1920年です。兵庫県の舞子カントリー倶楽部で福井覚治選手が第一号だったそうです。福井選手はアマチュアを育てたり、関西のゴルフ界にたいへん貢献したとの事。選手としても関西オープン選手権で優勝したりと活躍したとの事。
今でも私が好きな選手の一人、尾崎将司(ジャンボ尾崎)が1971年に甲子園での優勝投手がプロゴルフ界に入って日本プロ選手権で優勝しました。プロ野球を断念して、ゴルフを始めて1年半経過しての快挙でした。現在タイガーウッズのように3歳からゴルフを始めたりと低年齢化が進んでいるゴルフ界ですが、いかにジャンボがすごいかがわかりますね。このジャンボの活躍などでファンが多くなり、ゴルフ人口も多くなり、1987年の頃には日本のゴルフ場は1500コース以上という世界2位のゴルフ大国になったのです。
そして、現在に至るのですが、岡山県はゴルフ場が多いところです。千葉県、兵庫県に続いて多い県なのです。その中では名門のゴルフ場が数コース、私のまだ行った事がないコースもたくさんあるのです。次回はゴルフボールについてお話いたします。